紅茶シロップの作り方を3つの視点でjianなりにお答えするの巻き。
こんにちは!jian(ジアン)の編集部です。
jianは" Enjoy ! Kampo(漢方)"を掲げ、学芸大学でチャイティーのお店を営んだり、ティーシロップをつくったりしています。
今回は、「紅茶シロップってどうやって作っているのですか?」という質問をよくいただくので、jianなりに3つの視点でお答えすることにしました。
一般的な紅茶シロップの作り方は、検索すると様々なレシピがでてくるので、そちらを見ていただき、ここではjianでの作り方をまとめることにします。
まずは、作り方を簡単にお伝えして、大事だと思う3つの視点をつづけます。
紅茶シロップにまつわるエトセトラ
私たちjianは"新しい漢方体験をつくる"をテーマにティーシロップをつくっており、体質改善の五行診断チャートをオリジナルでつくり、その結果に合わせてフレーバーをご提案するというすこし変わったことをしています。
和紅茶のティーシロップをつくるjian
それゆえ、紅茶シロップ専門店というわけではないのですが、5つのフレーバーのひとつSUNNY(サニー)のベースは宮崎県産の和紅茶。紅茶シロップです。
そんな、私たちjianの紅茶シロップの作り方をご紹介します。
※こちらもぜひチェックしてみてください。
紅茶シロップの作り方
私たちのティーシロップの作り方は、とてもシンプル。
ベースとなる茶(SUNNYの場合は、和紅茶)と、あらかじめjianのコンセプトにもとづいて原料選定したスパイス・ハーブを調合して煎じていきます。
シロップなので、もちろん砂糖を使うのですが、砂糖のこだわりは精製度合い。
後ほど、もうすこし詳しくお伝えしますが、なるべく精製度合いが低い(精製されていない)"きび糖"も一緒に煮立たせて煎じていきます。
紅茶のフローラルな香りや味わいを失うことなく、いかにうまくスパイスの味わいと一緒に昇華させていくか。ここに細心の注意を払ってバランスを見ながら仕上げていきます。
それでは、ここから“おいしい紅茶シロップ”を作る上で大事だと思う3つの視点をお伝えします。
1.どんな紅茶を使うのか?
まず、いわずもがなですが、紅茶シロップを作るので紅茶にはこだわりをもちたいものです。
シンプルな作り方だと、紅茶と砂糖というレシピもあります。
紅茶の味わいが直接、最終的なアウトプットに影響するので、紅茶として飲んでおいしいものを選ぶのは必須。その上でシロップにしてもおいしいというのは必然かと思います。
私たちjianの場合、SUNNYティーシロップは宮崎県産の和紅茶がベースとなっています。
宮崎県の五ヶ瀬という、あたり一面山の茶畑でできた和紅茶。農薬も化学肥料も一切不使用の有機紅茶です。
正直、この紅茶だけで飲んでもおいしい。これを使って紅茶シロップをつくるなんて、とても贅沢なことをしています。
2.砂糖は何を使うのか?
砂糖については、すこし前述しましたが、なるべく精製していないものを選んでいます。
jianで採用しているのは、鹿児島産のきび糖。見た目は茶色っぽく、味わうと甘味だけではなく、さまざまな旨味のようなものを感じます。
よく、精製度合いが低い砂糖はミネラルが豊富だといいますが、まさにそのようなきび糖を選んでいます。
3.紅茶以外に何かを入れるのか?
紅茶シロップをシンプルにつくるなら、紅茶と砂糖のみで事足ります。
ただ、私たちjianが掲げるのは"Enjoy ! Kampo"。漢方の新しい体験をつくるというのが取り組んでいることで、それゆえのティーシロップです。
私たちがつくる紅茶シロップ(SUNNY)は、東洋医学・漢方でいう"腎"にアプローチするために調合を考え、紅茶以外にも以下の原料を選定しました。
原料:和紅茶(宮崎)、クローブ、スターアニス、シナモン、ジンジャー、陳皮、へべす(宮崎)、きび糖(鹿児島)
※スパイスは1954年に創業した歴史あるスパイス商が厳選して仕入れた香り高く芳醇な味わいの本格スパイスを使用しています。
紅茶以外に、スパイスやめずらしいものだと陳皮(みかんの皮)を調合しました。ちなみに、陳皮は生薬(漢方薬の原料として使われます)としても知られています。
もちろん、紅茶のみのシンプルな味わいを追求するなら他に何も入れる必要はありません。
あるいは、紅茶と紅茶以外の原料のマリアージュを楽しむのであれば、その可能性は無限大。jianの場合は、スパイスの複雑で深みのある味わいが、よりいっそう紅茶のフレーバーを引き立てています。
以上、紅茶シロップの作り方でした。
気になったら、ぜひチェックしてみてください。