「漢方には科学的根拠がない」という批判への感動するほどかっこいいアンサー。

「漢方には科学的根拠がない」という批判への感動するほどかっこいいアンサー。

こんばんは。

"漢方の再解釈"を掲げるクラフトティーブランド、jian(ジアン)のTakk.(タク)です。

本当に世の中は分からないことばかりです(突然すみません)。

 

あの子の気持ちは分からないし、jianの行く末も分からない。なぜあの人がjianを推してくれるかも分からないし、好きでいてくれるかも分からない。

 

分かろうとすると分からなくて、時にくやしいこともあるし、悩ましいこともあります。"分かりたいけど、分からない"というのは、ジレンマ。"分からないやつ"より、"分かっているやつ"になりたいと、ついつい思ってしまいます。

 

でも、最近すこし違う感覚が芽生えています。

 

「分かること」は偉いことかもしれません。たしかに立派かもしれない。でも、それが、すべてじゃない。そんなことを思うのは、日本における漢方の偉人の本を読んだからかもしれません。

 

大塚 敬節 氏は著書のなかで、漢方は時に「病を治しても、その理がすべて明らかにされていない。だから、医学としてはダメだ」といった批判を受けると語っています。

 

つまりは、「漢方には科学的根拠がない。だから、ダメだ」という批判を受けるといった話ですね。

 

それに対して大塚 敬節 氏は、このようなことを言います(僕の意訳も入っています)。

 

「目の前で苦しんでいる人がいる。それなのに、なぜ効くかが分からないからダメだなんておかしい。 科学的根拠がないからダメというのはおかしい。

長年の経験によって、効くことがわかっているのだから、漢方で目の前を救うべきだ。人を救うことが目的の医学なのに、それじゃ本末転倒だ」

 

僕はこのかっこいいアンサーに震えるほど感動しました。

 

「分」という字は、刀で物を二つに切ることから成り立っていると聞きました。つまり、白か黒か、AかBか。混沌とした得体のしれないものを、二つに分けることで理解する意味合いでしょう。

 

でも、分けられないものは世の中にたくさんあります。便宜上、分けることで理解しやすくしているけど、実際は分けられないものもたくさんある。つまり、分からないことってたくさんあるはずです。

 

当たり前のことを言いましたね。

 

でも、30余年程度でも生きると、すこしだけ世の中を分かったように振る舞う自分がいます。だからこそ、分からないことに出会うと、どうにか分かろうとしてしまうのでしょう。

 

でも、"分からない"でいい。"分からない"からいい。そういうこともあるはずです。

 

分からないものは、あえて分けずに、そのままでいい。そこじゃないところに、もっと大事な何かがあるかもしれない。そう考えると、すこしだけ気持ちが軽くなって、ちがう世界を見れる感覚があります。


「漢方には科学的根拠がない?」

僕はそんな漢方に救われ、明日を生きる希望をもらって今日を生きています。

 

あと、漢方の名誉のために言いますが、近年さまざまな科学的な検証によって多くの効果・効能が明らかになっています。

ちゃんと調べればたくさん文献がでてきます(漢方、すごいんだぞ!!)。

おあとがよろしいようで・・・。

 

 

We are jian(craft tea).
jian(ジアン)は漢方を現代のライフスタイルに合わせて再解釈することから誕生したクラフトティーブランド。
 
日々の体温を1°C上げる
いつも心地よい自分でいるために、日々の体温を1°C上げよう。
クラフトティーでぬくもりに包まれるひとときを。

 

jian web-siteへ

 

 

 

 

Takk.

Magazineに戻る