東洋医学・漢方における「肝」の役割と、3つのケアの方法について
こんにちは!jian(ジアン)の編集部です。
jianは" Enjoy ! Kampo(漢方)"を掲げ、学芸大学でチャイティーのお店を営んだり、ティーシロップをつくったりしています。
さて今回は、漢方薬剤師・奥川有夏さんを監修にお迎えして、肝について学んでいきたいと思います。
jianは五行思想※にそって5つのフレーバーを展開中ですが、その五行で分類される五臓のひとつ、"肝"について。特に、jianの五行診断チャートで「BREEZE」タイプだったあなたは必見の内容です。
※五行思想:古代•中国に起源がある自然哲学の思想で、万物は「木•火•土•金•水」の5つの元素から成り立つと考えられています。 人の身体も、その働きによって5つに分類され、 五臓五腑と呼ばれます。
①東洋医学における「肝」には、どんな役割があるの?
東洋医学では「肝」が体内の気(エネルギー)や栄養をスムーズに巡らせる働きをしたり、自律神経を整え、ストレスを解消する作用などがあるとされています。
この「肝」の働きが低下してしまうと、エネルギーや栄養の巡りが悪くなり情緒が不安定になり、イライラや落ち込むなど精神的な症状を引き起こしやすくなります。
②肝はどうケアすべき?
jianの五行診断チャートで「BREEZE」タイプだったあなたにとって、肝をケアするために大事なことを3つお伝えします。
1. 肝臓に負担をかけない食生活を
肝臓は添加物やアルコール、油などを分解する処理工場のような役割を持ちます。
アルコールの摂りすぎや脂っこい食事など肝臓の負担となる食事は見直すことが大切です。
日々の食事ではなるべく食品添加物の少ないものを選び、油の種類も不飽和脂肪酸を多く含む亜麻仁油やえごま油を使用するなど日々の食生活を工夫してみましょう。
2. 香り高い食材を楽しむ
漢方では「肝」は身体に必要なエネルギーや水分が滞らないように、必要とされる部位へ必要な量を巡らせる重要な臓器です。
自分が心地よいと感じる香りは「肝」による巡りを整える手助けとなります。香り高いローズマリーやレモン、カルダモンなどいつもの食材に香りをプラスしてみましょう。
3. リラックス時間をつくる
身体の巡りに滞りを感じたり、肝に不調を感じてイライラと怒りっぽい状態が続いたりしたら、心の余裕を持ちリラックスした時間を作りましょう。
張りつめた緊張感から自分を解放する時間を持つことで、より伸びやかで穏やかな毎日が過ごせるでしょう。
最後に。「肝」は感情面に関わりが深く、ストレスやイライラなど気分の落ち込みにより「肝」による巡りの働きが鈍くなることがあります。
巡りを整える手助けとなる食材を取り入れることで、春に草木が芽吹き成長していくように、のびのびと心穏やかに安らぎを感じる日々を送れることでしょう。
奥川 有夏(おくがわ・ゆうか)
漢方薬剤師 東洋占星術士(九星気学/四柱推命)
薬剤師認定制度である漢方薬生薬認定薬剤師を取得。現役薬剤師として働きながら、中医学を専門とした東洋占星術士として心身両面から人々のお悩みに応える。
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