
"チャイとマサラチャイのちがい"が開く新しいチャイの世界とは?

こんにちは!jian(ジアン)の編集部です。
jianは" Enjoy ! Kampo(漢方)"を掲げ、学芸大学でチャイティーのお店を営んだり、ティーBOXやティーシロップをつくったりしています。
ここでは、チャイとマサラチャイのちがいに触れながら、私たちが考える"新しいチャイの世界"を一緒に垣間見たいと思います。
学芸大学のjianがチャイを選んだ背景
「チャイとマサラチャイのちがい」につながる話として、なぜjianがチャイを選んだかを書いておきます。

jianのお店を学芸大学にOPENするにあたり、チャイというドリンクを奇しくも選んだわけですが、私たちは正直"スパイス好き"が集まったチームではないです。
むしろ、スパイシーなカレーが苦手なメンバーもいるし、チャイもスパイスつよめだと飲めない人も。ゆえに代表を筆頭に巷のスパイシーなチャイを「おいしい!」と思って飲み続けたことはない人たちです(まずいとかではなく、好みの問題です)。
あくまで「漢方の新しい体験をつくる」というjianのミッション的なものを推進するためにチャイを選んだまでで、実はお店OPEN直前まで主軸となるドリンクは決まっていませんでした。
チャイとマサラチャイのちがいとは?
jianのお店の構想を描く期間に、茶のことを学び、その流れでチャイについても学んだ私たちですが、その期間を経ると、日本における"チャイ"がどんなものか、朧げながら見えてきました。
よくよく調べると、そもそもチャイというのはヒンディー語で茶のこと。

世界のチャイに目を向けると、スパイスが入らないチャイもたくさんあり、なんだか、とても自由なのです(チャイの定義なんてつくるのがむずかしい、あるいはつくることすらナンセンスなのでは、とも思いました)。
一方、日本でチャイは"スパイシーなドリンク"、あるいは"スパイシーなミルクティー"として捉えられているようです。
これは、たぶんインドのマサラチャイの影響。マサラもヒンディー語で、「様々なスパイス・ハーブを粉状にして混ぜ合わせたもの」のことです。
ここからは推測も入りますが、おそらく日本のチャイを広めたのは、インドやスリランカといった国をルーツにもつ(あるいはインスパイアされた)本格派のカレー屋さんじゃないでしょうか。
それが合っているとすると、きっとチャイはカレー屋さんがつくるマサラチャイ、つまりスパイシーなドリンクとして日本に浸透していったはずです。
だから、チャイ=マサラチャイ=スパイシーなドリンクといった認知が広まったのではないでしょうか。

今でも私たちがjianの店頭に立っていると「チャイ=スパイシーな飲み物」として求められる方が多いです。
新しいチャイの世界?
さて、チャイとマサラチャイのちがいや日本でチャイが広まった背景を考えたところで、私たちjianがチャイを調合し、仕込みつづけるなかで、どんな絵を描いているのか?に触れたいと思います。
話は打って変わる(ようでつながる)のですが、jianの代表がこんなことを言っていました。
「コーヒーは好きだけど、得意ではないです。深煎りはたまーーーーーーーーーーに飲むと、(おお、これぞコーヒー)と思うけど、多くても1ヶ月に1回でいい。
浅煎りでも3日か、なんなら1週間に1回でいいです。
ラテはコンスタントに飲めるけど、それでも多くても1日1回でいいです。 ※個人の勝手な感想」
彼は、コーヒーがあまり得意ではないし、マサラチャイにも同じような感覚をもっているようです。
さらにこう続けました。
「スパイスが効いた、いわゆるマサラチャイは僕にとって深煎りコーヒーみたいな存在。嫌いではないけど、正直、毎日のように飲みたい!と思わないのです。
そんな感覚もあって、jianでは定番のHUGチャイは茶の味を感じる(スパイシーすぎない)まろやかなチャイを目指しています。毎日飲みたくなるような、あるいは1日に2回、3回も飲みたくなるような。
そんな新しいチャイですね」

つまり、私たちがjianで目指すのはいわば浅煎りコーヒー、あるいは浅煎りのコーヒー豆でつくった、まろやかなラテのようなチャイ。代表の目には、日本に広く広まったマサラチャイ=チャイとはすこしちがう、新しい世界が広がっているようです。
jian(学芸大学)で飲めるチャイ
2025年1月現在、 jianで飲めるのは4つのチャイです。
まず、HUGチャイ・MISTチャイ・SUNNYチャイ。
それぞれ次の茶葉がベースになっています。
さらに、スパイスみがつよく、より養生したい人向けにつくったのが、HUG YOJOチャイ。「どんなチャイか?」は、以下のMagazineに詳しく書いてあります。
Magazine:『養生したい人向けのチャイ?HUG YOJOチャイが誕生するまでの話』
ここまで読んで、すこしでも気になった方はぜひ学芸大学のjianに気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいです。
心より、お待ちしています!

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